横隔膜ヘルニア 手術症例
症例 年齢不詳 雑種猫 1.94kg
外で倒れていたところを保護し、来院されました。
強い脱水があり、かなり痩せていました。
呼吸もかなり早かったため、胸部レントゲン検査を実施したところ、横隔膜ヘルニアが認められました。
その時の画像がこちらです。

横隔膜に穴が空いており、お腹の臓器(肝臓や胃、腸など)が胸の中に入り込んでいます。
そのため肺を広げることが難しく、呼吸が苦しくなってしまいます。
呼吸が苦しそうだったため、今回手術することになりました。
お腹を開けると、お腹の臓器の半分以上が横隔膜の穴から胸の方に飛び出ていました。
丁寧に元の場所に戻し、横隔膜を確認すると全体の半分近くが欠損していることがわかりました。
穴が大きすぎるため人工メッシュを入れ穴を塞ぎ、胸腔ドレーンを設置し終えました。
術後は急に肺が広がると陰圧性肺水腫になる可能性があるため、細心の注意を払ってドレーンから空気や液体を抜去しました。
術後のレントゲン画像がこちらです。

横隔膜の腹側はメッシュの弛みでやや膨らんでいますが、呼吸状態は良好でした。
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